
目次
就業規則の豆知識⑤
「直ちに」、「速やかに」及び「遅滞なく」の違いと使い方
「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」は、緊急性や時間的な優先度を表す言葉であり、文章中での使い方によって
微妙なニュアンスの違いがあります。
まず、「直ちに」とは、非常に緊急性の高い場合に使われる言葉で、直ちに対応することを要求する際に使用されます。
何かが起こってすぐに行動する必要がある場合に使用されます。
例えば、「緊急の場合、直ちに管理部に連絡してください。」というように、非常に迅速な行動が求められる場合に
使用されます。
一方、「速やかに」とは、「直ちに」よりも緊急性は低く、時間的な余裕がある場合に使用される言葉です。速やかに
対応することが必要であるが、少し余裕がある場合に使用されます。
例えば、「資料の提出は速やかに行ってください。」というように、急いでいるが、時間的な余裕がある場合に使用され
ます。
最後に、「遅滞なく」とは、何らかの手続きや対応が遅れることなく、遅滞なく行うことを求める場合に使用されます。
時間的な余裕がある場合や、緊急性が高くない場合でも、可能な限り速やかに対応するよう求める場合に使用されます。
例えば、「出張の申請書は遅滞なく提出してください。」というように、ある程度余裕があっても、手続きが遅れること
がないように求める場合に使用されます。
以上のように、「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」は、微妙なニュアンスの違いがあるため、文章の文脈や状況に応じて
使い分ける必要があります。
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