監督指導結果

岐阜労働局がまとめた202２年度の監督結果によると、監督指導を受け
た3903事業場のうち71.9％に当たる2807事業場で労働基準関係法令違
反が発覚しました。以下に詳細をまとめます。

• 健康診断関連の違反率は19.9％で、項目別の中では最も高いです。
  • 年に1回の定期健康診断が行われていない事業場がある。
  • 健康診断で異常があった場合、医師の意見聴取が行われていな
    い事業場がある。
• 安全基準関連の違反率は18.2％です。
  • 食料品製造機械のローラーに安全カバーが設置されていない事
    業場がある。
• 労働時間関連の違反率は16.3％です。
  • 労働時間に関する36協定の上限を超えて時間外労働を行ってい
    る事業場がある。
• 割増賃金関連の違反率は15.0％です。
  • 時間外労働の実態が正しく把握されず、時間外手当が支払われ
    ていない事業場がある。
  • 定額残業手当を超える時間外労働に対して割増賃金が支払われ
    ていない事業場がある。

また、岐阜労働局が監督した事業場に対して書類送検が行われた件数は
合計15件で、その内訳は労働安全衛生関連が13件、労働条件関連が2件
です。

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投稿者のプロフィール

赤津 秀夫社会保険労務士

500社以上の就業規則を診断してきた社労士です。

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