就業規則

目次

就業規則の豆知識②

「就業規則での「又は」と「若しくは」の違いと使い方」

①はじめに
 就業規則において、「又は」と「若しくは」は似たような意味を持つ言葉ですが、微妙な違いがあります。
 本記事では、この違いについて解説し、適切な使い方について考えていきます。
②「又は」とは?
「又は」とは、二つ以上の選択肢のうち、どちらか一方を選ぶ場合に使われます。つまり、「A又はB」という
 表現は、「Aを選ぶか、Bを選ぶか」という意味になります。
③「若しくは」とは?
 一方、「若しくは」は、「もしAでない場合はB」というような、二者択一ではなく、AとBのどちらかが成立
 する場合に使われます。つまり、「A若しくはB」という表現は、「Aか、もしくはBのどちらかが成立する」と
 いう意味になります。
④適切な使い方
 「又は」と「若しくは」は微妙に意味が異なるため、適切な使い方に注意が必要です。例えば、「A若しくはB」
 という表現を使って、「A又はB」という意味を表現すると、本来意図していない解釈をされる可能性があります。
⑤まとめ
 「又は」と「若しくは」は、就業規則などでよく使われる同義語であるが、微妙なニュアンスの違いがある。選
 択肢の中から一つを選ぶ場合には、「又は」が、選択肢が二つに限らず、広く選択肢を示す場合には、「若しくは」
 が使われる傾向にある。ただし、用途に関する厳密なルールはなく、その文脈に応じて使い分ける必要がある。
 また、就業規則などで同様の言葉が連続して出てくる場合には、読み手にとって混乱を避けるために、意図が明確で
 あることを確認する必要がある。そのために、就業規則を作成する際には、社会保険労務士等の専門家のアドバイス
 を受けることが望ましい。
 以上が、「又は」と「若しくは」の使い方についての概要である。就業規則を作成する上で、正確かつ明確な表現が
 求められるため、適切な言葉選びをすることが重要である。

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投稿者のプロフィール

赤津 秀夫
赤津 秀夫社会保険労務士
500社以上の就業規則を診断してきた社労士です。

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