労働紛争

目次

企業が実施した解消策②

1.パソコンの使用記録や施設の警備システム記録、
  労働者へのヒアリングなどを基に乖離の原因や
  割増賃金の不払の有無について調査を行い、不
  払となっていた割増賃金を支払った。 
2.賃金不払残業の解消のために次の取組を実施し
  た。
   ①賃金不払残業が発生した1つの要因として、
    残業時間が長くなると個人の評価に影響が
    あると考え、残業時間を過小に申告してい
    たことが実態調査において判明した。
    そのため、適正な労働時間管理に関するこ
    とを人事評価の項目として新しく設けるこ
    とや管理者が労働者に労働時間を正しく記
    録することについて継続的に指導を実施し、
    労働時間を適正に記録する意識の醸成を行
    った。
   ②専属で勤怠管理を行う者を配置し、勤怠記
    録に乖離がないか逐一確認出来る体制を整
    備した。

投稿者のプロフィール

赤津 秀夫
赤津 秀夫社会保険労務士
500社以上の就業規則を診断してきた社労士です。

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