法改正

目次

企業が実施した解消策③

1.施設の警備システムの記録や労働者へのヒアリン
  グなどを基に、労働時間の過少申告等で不払が生
  じている労働時間数などについて調査を行い、不
  払となっている割増賃金を支払った。
2.賃金不払残業の解消のために次の取組を実施し
  た。
   ①労基署の職員を講師として、各施設の管理者
    を対象とした労働時間の適正な管理に関する
    研修会を実施し、管理者が労働者の労働時間
    を適切に管理する必要性について意識向上を
    図った。
   ②勤怠記録と業務で使用するパソコン等の記録
    等を確認することにより適正な労働時間が記
    録されているか確認することとした。
   ③実態調査の中で割増賃金を支払うための十分
    な予算措置が講じられておらず、残業時間を
    適正に申告してもその時間に対する割増賃金
    が払われないことが、残業時間を過小に申告
    るようになった要因の1つと判明したため、
    予算を理由として割増賃金が適正に支払われ
    ないことがないよう予算管理の部署と連携
    し、必要な予算措置を講じた。

投稿者のプロフィール

赤津 秀夫
赤津 秀夫社会保険労務士
500社以上の就業規則を診断してきた社労士です。

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