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労務管理のDXを進めるためのシステム選定について

お知らせ

労務管理のDXを進めるためのシステム選定について

2024年11月11日
労務管理のDXを進めるためにシステムを選定する際には、自社の実情やニーズに合ったシステムを選ぶことが重要です。特に労務管理は日々の業務や法令対応に直結するため、注意深く検討すべきポイントがあります。以下に、システム選定時に確認しておくべき重要なポイントについて解説します。

1. 業務内容に合った機能性
カスタマイズ性:企業によっては独自の就業ルールや勤務体系があるため、システムが自社の労務管理ルールに合致しているか、またはカスタマイズが可能かを確認しましょう。たとえば、特別な休暇ルールや残業規定がある場合、これらに対応できる設定が可能なシステムが理想です。
必要な機能が揃っているか:出勤管理、休暇管理、給与計算、勤怠データの一元管理など、業務で必要とされる機能が揃っているかを確認しましょう。複数のシステムを使い分けると、データの整合性がとりにくく、管理が煩雑になりがちです。

2. 操作の簡便さとユーザーインターフェース
使いやすさ:現場の担当者や従業員が実際に使いやすいデザイン・インターフェースになっているかが重要です。操作が複雑すぎると、システムに対する抵抗感が生まれ、導入後の定着率が下がってしまう可能性があります。
スマートフォン対応:従業員がスマートフォンからも出勤・退勤や勤怠確認ができるシステムを選ぶと、利便性が向上し、現場の作業負担を減らすことができます。

3. 法令対応とコンプライアンス
最新法令への対応:労働基準法や働き方改革関連法など、労務管理には法令対応が欠かせません。法改正に合わせてシステムが迅速にアップデートされるか確認することが重要です。
記録保持と監査対応:システムが勤怠データや有給休暇の取得状況を適切に記録し、過去データを保存して監査対応もできるかどうかも確認しましょう。データ保持期間やアクセス権限の管理がしっかりしているシステムであれば、コンプライアンス対策に役立ちます。

4. セキュリティ対策
データの安全性:労務データには個人情報や給与情報が含まれるため、情報漏洩リスクに備えた高いセキュリティ対策が講じられているか確認しましょう。暗号化やアクセス制限、ログイン時の認証方式などをチェックすることが重要です。
バックアップ機能:システムが万一のトラブルに備えてバックアップ機能を提供しているかどうかも重要です。定期的にデータのバックアップが取れるシステムであれば、データの復元がスムーズに行えます。

5. 導入・運用コストとサポート体制
コストとコストパフォーマンス:システムの導入費用や月額の利用料金が、予算や費用対効果に見合っているかも重要です。また、初期費用が少なくても、運用に伴うサポート費用やカスタマイズ費用が高額にならないか、予算を立てて確認しておきましょう。
サポート体制:システム導入後のサポート体制も、スムーズな運用のために重要です。初期設定のサポート、操作方法の説明やトラブル対応の迅速さ、連絡方法(電話、メール、チャットなど)の対応状況などを確認しておくと安心です。

6. 他システムとの連携
既存システムとのデータ連携:もし、他に給与計算や人事管理のシステムを既に導入している場合、これらとデータをスムーズに連携できるか確認しましょう。API連携が可能なシステムであれば、異なるシステム間でデータを自動的にやり取りでき、業務効率化が図れます。
システム拡張性:労務管理だけでなく、今後の成長に合わせて人事評価や教育管理などの拡張が可能なシステムであれば、将来の運用に柔軟に対応できます。

7. システムの導入実績と評判
導入実績:同業他社での導入実績やユーザー評価も参考になります。実際に利用している企業からのフィードバックや事例を見ることで、システムのメリットやデメリットが分かります。
ユーザーの評判とレビュー:導入後の使い勝手やサポート対応の良さなど、口コミやレビューを確認して、信頼性が高いかどうかもチェックするとよいでしょう。

これらのポイントを踏まえてシステム選定を行えば、自社のニーズに合った労務管理のDXが実現でき、スムーズで効率的な運用が見込めるでしょう。

システム選定についてのご相談・お問合せ先

赤津社会保険労務士事務所
代表:赤津秀夫
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