固定残業制度について
みなし残業(固定残業)制度は、企業が従業員に支払う給与の計算根拠となる労働時間にあらかじめ含まれている一定時間の残業(時間外労働)のことであり、「固定残業」とも呼ばれます。
通常、従業員が労働時間外に業務を行うと、企業は基本給に加えて残業代を支払いますが、みなし残業制度を導入していると、一定時間内の残業代が給与に含まれているため、従業員に残業代を別途支払う必要がありません。ただし、あらかじめ定められた時間を超えた残業が発生した場合には、別途残業代を支払う必要があります。
みなし残業には、法律で定められた割増賃金が含まれます。法律では、法定労働時間を超える労働や深夜労働などに対して、25%以上の割増賃金が定められています。また、1ヵ月60時間超の労働や定休日労働などでは、50%以上の割増賃金が適用されます。
みなし残業の残業代には、企業ごとの規定によって異なる場合があります。企業がこの制度を導入する際には、適切な規定や条件を従業員に周知し、公平かつ透明性のある運用が求められます。