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第3号被保険者制度について(要約版)

労務管理

第3号被保険者制度について(要約版)

2024年12月16日
1. 第3号被保険者制度(3号)とは?
対象:会社員や公務員の扶養に入っている配偶者(主に専業主婦・主夫)。
特徴:年金保険料を払わなくても基礎年金を受け取れる。
背景:1985年、当時の「夫が働き、妻が専業主婦」の家庭が多かったため設立。

2. 現状と問題点
現状:3号加入者は減少中(1985年は約1093万人 → 現在は約676万人)。
問題点:
不公平:保険料を払わずに年金を受け取れる点に不満がある。
年収の壁:年収が一定額を超えると負担が増えるため、働き控えが発生。
ジェンダー格差:男女の賃金や働き方の格差を助長するとの批判。
提言:経済界や労働組合は「将来的な廃止」を求めている。

3. 廃止を見送った理由
すぐに廃止すると、専業主婦や扶養内パート労働者への負担が大きい。
議論がまとまっていないため、決定は次回に持ち越し。

4. 今後の方針
当面:パート労働者が厚生年金に加入しやすい環境を整備する。
次回(5年後以降):3号の廃止について本格的な議論を再開する予定。

ポイントまとめ
3号制度は専業主婦を優遇する年金制度だが、不公平や働き控えの原因とされている。
今回は廃止が見送られ、5年後に議論が本格化する見込み。
当面はパート労働者向けに年金加入の要件が緩和される方向で進められる。

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