労働基準監督署の調査の種類
定期監督
年度計画に基づき、抜き打ちまたは事前通知で行われる調査。
申告監督
労働者からの法令違反の申告を受け、その内容を調査(申告者名は非公開)。
災害時監督
労働災害発生時、その原因究明と再発防止のための調査。
再監督
是正勧告後、改善状況を確認するための追跡調査。
調査結果と対応
是正勧告
法令違反に対し、改善内容と期日が記載された文書を交付(従わないと送検リスク)。
改善指導
違反ではないが、改善が望ましい点を指摘。
是正報告
指導後、改善状況を期限内に報告が必要。やむを得ない場合は期限延長も可能。
送検されるケース
累積違反: 繰り返し違法行為を行う場合。
重大事故: 労災の原因が重大な法令違反の場合。
虚偽報告: 偽の改善報告を行った場合(30万円以下の罰金の可能性)。
その他悪質な違反: 故意性が高いケース。
対応のポイント
資料改ざんをしない。
必要な資料を速やかに提出する。
指導内容に納得できない場合は意見書を提出する。
専門家(社労士など)に相談して適切に対応する。
労基署の調査は誠実に対応し、専門家(社労士)と連携することでリスクを軽減できます。
労務管理全般についてのご相談・お問合せ先
赤津社会保険労務士事務所
代表:赤津秀夫
〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上3-1-39
TEL:073-425-6205
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