赤津社会保険労務士事務所
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直行直帰について

労務管理

直行直帰について

2024年4月5日
直行直帰の定義と労働時間の考え方を整理しました:

直行直帰とは
直行直帰とは、会社に立ち寄ることなく、直接目的地へ向かい、仕事が終わったら直接帰ることを指します。通常、営業や出張など外回りの業務や、ホームヘルパーやベビーシッター、家庭教師など、毎日異なる訪問先でサービスや作業を行う職種で行われます。

労働時間の定義
労働時間は、労働基準法で厳密に定義されていませんが、行政解釈によれば、「使用者の指揮命令下にある時間」が労働時間に含まれます。言い換えれば、使用者の指示に従って業務に従事する時間が労働時間です。

労働時間に含まれる場合
チームで集合して目的地に向かう場合

チームの中に管理監督者がおり、業務開始や移動時にその指揮命令がある場合、その時点から労働時間になります。

目的地に直行する場合

目的地に到着し、管理監督者の指揮命令下に入った時点から労働時間になります。
集合が会社の指示であり、業務開始時に管理監督者が指示を出していることが条件です。
労働時間に含まれない場合

チームで集合して目的地に向かう場合

チームの中に管理監督者がおらず、ただ集合して目的地に向かう場合は、移動時間は労働時間に含まれません。

目的地に直行する場合

管理監督者の指揮命令下に入っていない場合、労働時間に含まれません。
例えば、指示が出されていない場合や、仕事がスタートできない状態の時間は労働時間に含まれません。

その他
外出中に私用で立ち寄った買い物や喫茶、昼食時間、休憩時間は労働時間に含まれません。
以上が、直行直帰と労働時間に関する要点です。
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