✅1. 「時間」と「人手」の余裕がない
中小企業では、経営者自身が労務や総務を兼ねていることも多く、日々の業務に追われて新しい仕組みを考えたり導入したりする余裕がないことが多いです。
具体例:
「毎月の給与計算で手一杯。新しいシステムを調べる時間がない」
「担当者が1人しかおらず、引き継ぎや教育ができない」
✅2. 「費用対効果」に対する不安
システム導入にかかる初期費用や月額費用が経営者の負担に感じられ、「本当に効果があるのか?」と疑問に思われることがあります。
具体例:
「年間数十万円もかけて、元が取れるのか?」
「無料のExcelでなんとかなってるし…」
✅3. 「今のやり方で問題ない」という思い込み
現状が大きなトラブルなく回っていると、「変える必要性」を感じないこともあります。
「紙とExcelでやってきたから、それでいい」と考える傾向です。
具体例:
「この会社は20年この方法でやってきた」
「うちの社員はタイムカードが一番わかりやすいって言ってる」
✅4. ITリテラシーへの不安
システムの導入に際して、経営者自身や従業員が「ITに弱い」「パソコンが苦手」などの理由から、導入・運用に対して不安を感じているケースも多いです。
具体例:
「新しい画面が出てきたら操作できないかも」
「トラブルがあったとき、誰が対応するのか不安」
✅5. システム導入の「相談先」がない
「誰に相談すればいいのか」「どのシステムが自社に合っているのか」が分からず、情報が不足していることがブレーキになっている場合もあります。
具体例:
「何から始めたらいいか分からない」
「いろいろ種類がありすぎて選べない」
✅6. 社員の反発や混乱を懸念
従業員が新しい仕組みに抵抗感を持つのではないかという社内の“反発”を心配する声もあります。
具体例:
「使いこなせないと文句が出そう」
「紙の方が安心だと言う社員が多い」
📌まとめ:中小企業のDX導入を妨げる主な壁
障壁 内容
時間・人手不足 導入や学習の余裕がない
費用の不安 費用対効果を実感しにくい
現状維持バイアス 今のやり方で問題ないと感じている
ITリテラシーの壁 機械や操作に不安がある
情報不足 どのツールが良いかわからない
社内の抵抗感 従業員の戸惑いや反発が心配
💡社労士としてできるサポート例
会社に合ったDXツールの選定を手伝う
実際の業務フローに即した導入プランを提案
DXでどれだけ「ラクになるか」を具体的に数値で示す
ITベンダーやクラウドサービスとの橋渡し役を担う
労務管理のDXについての具体的なご相談・お問合せ先
赤津社会保険労務士事務所
代表:赤津秀夫
〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上3-1-39
TEL:073-425-6205
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