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ダブルトラックとは?

労務管理

ダブルトラックとは?

2025年8月7日
🔷 ダブルトラックとは?
ダブルトラックとは、年次有給休暇の「5日取得義務」の履行期間が重複して発生してしまう状態のことを指します。

▶ 背景
年次有給休暇には、2019年4月の法改正以降、毎年5日以上を取得させる義務が企業に課されています(労働基準法第39条第7項)。

しかし、入社日や付与タイミングによって、「5日取得義務の管理期間」が複数走る状態が生じることがあり、これが「ダブルトラック」です。

🔷 ダブルトラックが発生する条件
以下のようなケースで発生します。

✅ 例)4月1日入社の場合
日付 内容
4月1日 入社
10月1日 半年経過で10日付与(取得義務①スタート)
翌年4月1日 11日付与(取得義務②スタート)

この場合、

①10月1日~翌年9月30日

②4月1日~翌年3月31日

の二つの取得義務期間が重なってしまうのです。
結果として、一人の労働者に対して「同時期に複数の取得義務期間」が存在し、管理が複雑になります。

🔷 ダブルトラックが発生した場合の確認方法
勤怠管理システムで、以下のように確認できます。

📍 確認方法
[勤怠管理] > [休暇管理] > [一覧]

「有給休暇取得義務:対象の休暇を表示する」にチェックを入れて検索

[所属別休暇照会](旧画面)

ここでも各取得義務期間を確認できます

🔷 有給休暇アラートについて
ダブルトラックがあると、有給休暇を5日以上取得したかどうかの判断が複雑になります。

このため、勤怠管理システムでは「有休アラート機能」を活用し、次のように対応します。

✅ 有給休暇アラートとは?
取得義務の期限が近づいている従業員に対し、アラート表示や通知がされる機能。

ダブルトラックでも、それぞれの期間ごとに別々にアラートが表示されるため、対応漏れを防げます。

📌 注意点
「1つの取得義務期間で5日取得していても、もう一方では未達」になっている場合、義務違反と判断される可能性があります。

したがって、それぞれの義務期間ごとに5日取得しているかを個別に確認することが重要です。

✅ まとめ
項目 内容
ダブルトラックとは 5日取得義務の管理期間が重複して存在する状態
発生する条件 入社時期と有休付与日がずれることで、義務期間が重複
発生したら 勤怠システムで個別に確認。対応が必要
アラート機能 それぞれの義務期間に対し通知されるので、対応漏れ防止に有効

ダブルトラック(年次有給休暇)についてのご相談・お問合せ先
赤津社会保険労務士事務所
代表:赤津秀夫
〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上3-1-39
TEL:073-425-6205
E-Mail:akatu-h@leaf.ocn.ne.jp
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