4. 福利厚生を導入するデメリット・注意点
4-1 費用負担が大きい
福利厚生を充実させるにはコストがかかります。特に法定福利費は削減できないため、法定外福利の見直しが必要となることがあります。
4-2 管理の手間がかかる
福利厚生の導入・運営・管理には手間がかかります。社内で運用するか外部業者にアウトソーシングするかを検討する必要があります。
4-3 施策の利用率にバラつきが出る
従業員それぞれのライフスタイルの違いにより、利用されないメニューも出てきます。全ての従業員に満足してもらうためには、個々のニーズに応える仕組みを構築することが必要です。
4-4 一度導入した施策を中止する場合の注意点
福利厚生は一度導入すると廃止・撤廃しづらい面があります。企業の業績悪化に伴い福利厚生を中止する場合、従業員の信頼やモチベーションに影響を及ぼす可能性があるため、慎重に対応する必要があります。
5. 福利厚生の種類は何がある?
5-1 “休み”の福利厚生
5-2 “健康”の福利厚生
5-3 “時間”の福利厚生
5-4 “お金”の福利厚生
5-5 “買い物”の福利厚生
5-6 “自分への投資”の福利厚生
6. 福利厚生のトレンド
6-1 “ハコモノ”からの変化(多様化・サービス化・コモディティ化)
6-2 働き方改革促進のための要素として(働き方宣言→環境整備)
6-3 組織にとっても、働く人にとっても(持続成長/投資)
7. まとめ
福利厚生は企業にとって、従業員の満足度や生産性を向上させるための重要な施策です。導入する際には、コストや管理の手間を考慮しつつ、従業員のニーズに合った施策を選ぶことが重要です。また、最新のトレンドを取り入れつつ、柔軟で多様な福利厚生を提供することで、企業の競争力を高めることができます。