みなし労働時間制とは?
みなし労働時間制は、実際に働いた時間に関係なく、あらかじめ決められた時間働いたとみなす制度です。たとえば、8時間とみなすと決められたら、実際には6時間働いても、10時間働いても、8時間働いたとされます。
どんな業務や職種で使われる?
みなし労働時間制は、以下のような条件に当てはまる業務や職種で採用されることが多いです。
労働者に労働時間の配分を任せるのが合理的な場合
例えば、営業職やコンサルタントのように、自分でスケジュールを立てて働くことが求められる仕事です。
労働者が社外に出ているため労働時間を把握するのが難しい場合
例えば、出張が多い営業職や、フィールドワークを行う技術職などです。
適用できない人
みなし労働時間制は、以下の人には適用できませんので注意が必要です。
18歳未満の年少者
妊娠中や産後1年未満の女性(妊産婦)
まとめ
みなし労働時間制は、労働者の働き方や業務の特性に応じて、実際の労働時間とは関係なく、あらかじめ決められた時間働いたとみなす制度です。この制度は、労働者が自分で時間を管理するのが合理的な仕事や、社外で働く時間が多いため労働時間を把握しにくい仕事で特に使われます。ただし、18歳未満の年少者や妊産婦には適用できません。